腹を決めただけ

休職中で非常に気弱になっていて、これからどうするか悶々と考え続けていた。出るわ出るわ、いろんな不調が表れて病院三昧。一番続いていたのが下痢で地味につらかった。だって水を飲んだだけで下すんだよ!

 

体は元気なのでお腹は空くし、だからといって普段と同じような感覚でたくさん食べたり飲んだりするととたんにトイレに駆け込むことになる。こりゃあだめだ、と思って薄いお粥を作ったり、パン食にしたりして、どの位の量までなら腹を下さないかを見極めたり、それに加えて市販の止瀉薬を使ってようやく止まったのだ。でも、薬を一度辞めたらやっぱり軟便になったので、今度はストッパを食後に飲んでいる。

 

以前過敏性腸症候群と言われたことがあって、その時はガス型だった。それも辛かったけど、何食べても水飲んでもお腹壊れるのは地味につらい。そしてその時も「ストレス」が原因と判断されて、結局治った決め手はおそらく時間と、そのストレス源であった無理してやってた仕事を辞めたから。

 

今回は食物繊維をとらなきゃ!と思って頑張って食べていたのと、連日の猛暑で冷たい水を飲みすぎたらしい。たぶん。そしてストレス。適応障害なんだからストレス掛かっていて当たり前だよね。夜中もこれからどうするか考えて起きちゃうんだよ。そしていわずもがな、昼間もずーっと考え続けている。置いてきた職場の仕事や同僚のこと、上司のことも考えている。それで胃腸がやられたんだと思う。

 

しばらく休職していたんだが、そろそろ退職を考えないといけないかと思えた。今日初めて。今まではこの会社で定年近くまで働いてお金を貯めるんだ!という予定というか目的があったので、それを壊すことになるのが耐えられなかった。そして五十路にそろそろ首を突っ込もうかというときの転職。どうなるんだろう。そもそもどこも採ってくれないんでは、とか不利な条件なのでは、とか、いっそ人の言うことを聞くのが嫌なら起業するか?何するんだ?とか色々考えすぎていたのだ。

 

でもきっかけは猫の便秘だった。猫が便秘して、そのあと初めてしたのがコロコロうんち。いいうんちではない。今までは健康に気になることがあればすぐ病院に連れて行っていたのに、減り続ける貯金が心配で先の伸ばしにしようとする心理に気づいて嫌になった。恐らく原因は今食べているフード。以前のフードに戻すことにした。

たったそれだけ。あー、もう潮時だな、退職の連絡を近いうちにしよう、と思えたのだ。

 

稼がないといけない。猫養っているんだから。それだけの話だった。

 

今の会社にいると、病気のままだと、稼げない。今の会社が病気になるほど合わないなら、そこにいる人がどんなにいい人達だろうと、それは潮時なのだ。

 

まだ連絡はしていない。でも腹を決めた。それだけでちょっとだけ、心が楽になった。